2025年10月13日、天気は晴れ。今日は日本の豊郷町にある豊郷小学校旧校舎群へ。ここはアニメ「けいおん!」のロケ地です。
豊郷町への行き方
学校に最も近い駅は豊郷駅で、近江鉄道湖東近江路線に乗って到着します。
一般的なスケジュールとしては、前日に京都に宿泊し、翌日京都駅から琵琶湖線で彦根駅まで行き、近江鉄道に乗り換えて豊郷駅へ向かいます。
注意点として、この記事の公開時点では近江鉄道はICカードが使えず、現金のみでの決済となります。
彦根駅からの往復のみであれば、彦根駅は有人駅のため駅構内で精算できるので、小銭を用意する必要はありません。しかし、旅行の利便性を考慮して、適宜小銭を準備しておくと効率的です。
豊郷駅から彦根駅に戻る際は、乗車時に整理券をお取りください。最終的な運賃は整理券で計算されるため、もし取らなかった場合、面倒なことになる可能性があります。
また、近江鉄道の本数は多くないので、旅行前に必ず時刻表を確認しておきましょう。
豊郷小学校旧校舎群について
豊郷小学校は1873年(明治6年)に創立され、当初は複数の村が共同で設立した小学校でした。1937年(昭和12年)、近江商人の古川鉄治郎が新校舎の建設資金を寄付し、建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計により建設されました。この校舎は鉄筋コンクリート造で、左右対称の洋風建築であり、当時としては非常に先進的で、「白亜の教育殿堂」「東洋一の小学校」と称されました。
平成に入ると、豊郷町の人口は減少し、児童数も減少しました。老朽化した校舎の安全面やスペースの問題に対応するため、豊郷町は1999年に新校舎の建設を決定しました。2002年(平成14年)3月、豊郷小学校は新校舎に移転し、旧校舎は教育施設としての使用を終了しました。
当時、町は旧校舎の取り壊しを計画しましたが、住民や文化保護関係者から強い反対の声が上がりました。地元住民、卒業生、建築史研究者らが保存運動を展開し、ヴォーリズ設計の貴重な建築物を残すよう主張しました。数年にわたる議論と行政との調整の末、2007年に旧校舎の保存・修復が最終決定されました。
改修工事は2年を要し、2009年(平成21年)に完了しました。修復後の旧校舎は「豊郷小学校旧校舎群」と名付けられ、一般公開されています。建物内には「豊郷町立図書館」「子育て支援センター」などの公共施設が設けられ、一部の教室や講堂は当時のまま保存され、見学可能です。
2013年(平成25年)、旧校舎は正式に文化庁により「登録有形文化財(建造物)」に登録され、教育史・建築史上の重要な地位が認められました。
現在、学校の一般公開時間は午前9時から午後5時までで、毎週月曜日と年末年始は休館です(月曜日が祝日の場合は翌日休館)。
訪れる際は、必ず休館日にご注意ください!
駅


豊郷駅の駅名標は鉄道むすめのデザインで、今回の巡礼のテーマにぴったりですね!

駅内の装飾パネルはかなり風化しており、萌えから次第に抽象芸術へと変貌していますね。
全景を一枚。
道中
道中の小さなお店にも、作品関連のポスターがいくつか飾られています。
残念ながら駅前の「ルーチェ・カルマ」という作品装飾で溢れた喫茶店は、すでに閉店していました。
隣のパン屋さんは営業していましたが、当日は祝日のためか休みのようでした。
校外


徒歩10分ほどで、今回の目的地である豊郷小学校旧校舎群に到着です。




中央の噴水の像はアニメとは少し違うようです。


校内
廊下の通路









なぜこんなにたくさんのウサギとカメがいるのでしょう?
豊郷小学校旧校舎の階段の手すりには、イソップ寓話「ウサギとカメ」をモチーフにした彫刻が取り付けられており、この彫刻には逸話が残されています。
創立当初の彫刻は太平洋戦争中に軍に徴収されました。現在の彫刻は1951年(昭和26年)に再建されたものです。
地元の子どもたちに一流の学習環境を提供したいという思いから、鉄治郎は校舎建設にあたり、自身の幼少期の話をヴォーリズに語ったそうです。
「小学校の頃、動作が鈍いという理由でよくいじめられていました。その時、先生が『ウサギとカメ』の話のように、誰も見ていなくても努力しなさい。たとえ遅くても、一歩一歩進みなさい』と言ってくださいました。私はその言葉を信じ、努力を続けました。だからこそ、この小学校を建てることができました。子どもたちにも努力を続けてほしい。」
ヴォーリズは鉄治郎の物語に深く感動し、何らかの形でその思いを子どもたちに伝えたいと考えました。そこで、鉄治郎の「願い」を像にして残しました。
昼寝をしているウサギの前方で、光に向かって輝き続けているのはカメの姿です。
鉄治郎の願いが込められた『ウサギとカメ』の像は、子どもたちだけでなく、訪れる大人たちにも人生で大切なことを教えてくれます。
各所の全景。
軽音部活動室
3階にある軽音部の活動室のモデルとなった部屋に来ました。
活動室は想像していたよりずっと広いですね!




ホワイトボードのスクリーンショットがとても面白いです。
なんと中国語字幕版のスクリーンショットもあります。


軽音部のアフタヌーンティーを完璧に再現!
食品サンプルがとてもリアルで、本物と見間違うほどです。
アズにゃんのカップ、かわいい!

黒板のメッセージ。


ピアノの楽譜は『ふわふわ時間』です。
この曲を懐かしみましょう。
隣にはアフタヌーンティーを準備する小さな部屋があります。
装飾がとても凝っていますね!
準備中のアフタヌーンティーも丁寧に置かれています。
音楽室



豊郷町観光案内所
まさか豊郷町観光案内所が校内にあるとは思いませんでした!
グッズ販売コーナー
何せ完結からかなり経った作品です。
『けいおん!』関連のグッズはそれほど多くありません。
購入できるグッズはコースターとメタルキーホルダーくらいのようです。

ここでは『けいおん!』関連の記念スタンプも押せます。
1階展示コーナー
展示エリアは完全に私の予想を超えていました。
まさに集大成のエリアで、撮りきれない、全然撮りきれない!
2階展示エリア
なんと2階建て!
『けいおん!』展示エリア
撮りきれない、全然撮りきれない。
まさに『けいおん!』の天国!
その他の作品展示エリア
実は『けいおん!』だけでなく、多くの日本のドラマもこの学校のロケ地として使用しています。
例えば、私の知る『逆転裁判』の実写版では、先ほど1階の『けいおん!』装飾でいっぱいだった部屋(もちろん装飾は一時的に撤去されていました)を使って、小さな法廷が作られたシーンがありました🤣。
結び
以上が今回の聖地巡礼のすべてです。
作品が完結してからこんなに年月が経っても、豊郷小学校で当時の『けいおん!』の思い出を再び見つけることができるとは思いませんでした。
すべてがまるで2009年のあの春に戻ったかのようでした。