2025年8月14日、快晴。今日は明石にある明石市立天文科学館へ星を見に行く!
かつて、こんな終末世界を描いた作品があった。
派手な演出はなく、シナリオだけで、いや、たった一言のセリフでさえ、当時学生だった私に強い印象を残した。
「プラネタリウムはいかがでしょう。 どんな時も決して消えることのない、美しい無窮のきらめき......。満天の星々がみなさまをお待ちしています」
その作品こそ、Keyが2004年に発売した短編AVGアドベンチャーゲーム『planetarian ~ちいさなほしのゆめ~』だ。
そして今日は、明石にある明石市立天文科学館へ、ずっと叶えたかった願い――作品の舞台で満天の星を見るためにやってきた。

前日、熊本の水害の影響で、結局夜の23時頃にようやく明石のホテルに着いた。
そのせいで明石を観光するチャンスを逃してしまった。


今回泊まったホテル。窓からは明石城が見える、城ビューの部屋だった。



朝の窓からの景色。

駅から見えた明石城。次は時間を作ってぜひ散策したい!
明石に来たからには、明石で一番有名なグルメといえば明石焼きだ!
でもちょっと待って、なんでどの明石焼きのお店も長蛇の列なの?

時間がなかったので、焼肉に変更した。
次こそは絶対に地元の明石焼きに挑戦する!
実は原作の舞台は二つの場所を合成している。
デパートは静岡県浜松市にあった松菱がモデルだ。しかし残念ながら、そのデパートはもう取り壊されてしまった。
そしてプラネタリウムは、今回の目的地である明石市立天文科学館がモデルになっている。


明石市立天文科学館は兵庫県明石市にあり、日本で最も特色ある天文科学館の一つだ。1960年の「時の記念日」に開館し、日本の標準時である東経135度子午線上に建っている。館内には日本で現役最古のドイツ・ツァイス製プラネタリウム投影機があり、手動操作と生解説で知られている。臨場感あふれる星空の投影だけでなく、時間と宇宙をテーマにした展示、古今の時計、隕石模型、親子体験コーナー、展望室、40cm反射望遠鏡を備えた天体観測室などがある。シンボルの時計塔は「時のまち明石」の象徴でもあり、科学教育、文化遺産、観光の魅力が融合している。
注意点として、天文科学館は2025年10月から館内改修工事に入り、2026年夏の完了を予定している。
近々訪れる予定の方は、必ず最新の施設情報を確認してほしい。

135度子午線。
1階入口ではチケット購入とプラネタリウムの整理券受け取りができる。
さらに、科学館はとても親切で、荷物を一時預かりしてくれる!
事前に調べていたので、ホテルではなく科学館に荷物を預けることにした。











展示内容は身近な時計から、広大な宇宙まで多岐にわたる。
ここでは現在の太陽の様子まで観察できる。
小さなボールが穴に入る動きで、ブラックホールを模擬している。





ここには、人類が太陽を使って時刻を知るための装置が展示されている。
昔の人の知恵には感心させられる。


ここからは明石の有名な橋、明石海峡大橋が見える。
かつて『ナルキッソス』という作品で、車でこの橋を渡って淡路島へ向かうシーンがあった。
新海誠の有名な映画『すずめの戸締まり』にも、この橋が描かれている。



展望台からは360°明石市全体を見渡せる。
プラネタリウムの当日スケジュールはこちらを参照: https://www.am12.jp/time/
プラネタリウムの最近の投影内容はこちらを参照: https://www.am12.jp/pla-program/




2階に入ると、まず投影機に関する多数の紹介がある。
明石市立天文科学館の投影機は、1960年に導入されたドイツのカール・ツァイス・イエナ社製の光学式機器で、「日本現役最古のプラネタリウム投影機」と称される。約9000個の恒星に加え、太陽、月、惑星、天の川、彗星など多様な天体現象を精細に再現できる。現在も稼働しており、2024年に新たに導入されたデジタルシステム「ステラドームプロ」と組み合わせることで、光学とデジタル投影が融合した独自の演出を生み出している。観客は歴史の重みを感じながら、現代技術がもたらす圧倒的な星空体験を楽しめる。
現代社会では、プロジェクターは小型化が進んだ。今でもこれほど巨大な投影機を見られることに、歴史の重みを実感する。

さらに、『planetarian ~ちいさなほしのゆめ~』の15周年記念サイン入り原画も見ることができる。


それでは、イエナさん、どうぞ!









投影の開始前と終了後は自由に撮影できるので、いろいろな角度からイエナさんを撮った。
正直、この機械を目にした瞬間、涙が出そうになった。

投影機の銘板。

そして、日本一長寿のプラネタリウム投影機としての記録。
8月14日は、イエナさんが働き始めて23806日目。
館内全体のパノラマ。
白いドームの下には明石市の地平線が描かれている。
当日見た投影のタイトルは『ブラックホール・ツアー』だった。
明石市立天文科学館の投影は生解説で、自動化が進むこの時代に、本当に心がこもっている!
内容は明石市の日没から始まり、2025年8月14日の明石市の夜空にどんな星が見えるかを紹介してくれた。
まずは北斗七星や北極星、夏の大三角といったおなじみの星や星座から始まり、次第にさまざまな星座へと広がっていく。
ここで解説員が目を閉じるように促し、暗闇に目を慣らしていく。
再び目を開けると、天の川が見えた!

画像編集ソフトで再現してみたが、だいたいこんな感じだった。
本当に美しかった! 原作の主人公が、投影を見終えた後に満天の星を全人類に届けようと決意したのも納得だ。
内容はまだ続く。
天の川から、ブラックホールへの旅が本格的に始まる!

展示ホールで演示されていたように、天の川の中心には巨大ブラックホールがあるため、天の川の中心へ向かえばブラックホールが見えるのだ。
このパートでは、近年の最新のブラックホール研究成果や、あのドーナツ状のブラックホール画像をどうやって撮影したかが紹介された。
内容はかなり専門的だが、とても面白かった! ただ、日本語の語彙力がまだ足りなかったな😂。
ブラックホールの旅が終わると、最後の場面は地球に戻り、明石市の上空へ。
東の空から太陽が昇り、新しい一日が始まる!
以上が投影内容のあらすじだが、実際にはもっと内容が多く、投影時間は約1時間だった。
ただ、私の説明力では大まかにしか伝えられない。興味があれば、ぜひ実際に足を運んで体験してほしい。きっと素晴らしい思い出になる!
投影が終わり、今回の明石の旅も完璧な幕を閉じた。
現在の明石市立天文科学館の全体の体験時間は、投影時間を含めて約2時間だ。来年のリニューアル後には、新しい内容が加わるかもしれない!
全体を通して感じたのは、言葉にできない感動だ。まさか『planetarian ~ちいさなほしのゆめ~』と同じ星空を見られる日が来るとは。
また、明石市にはまだまだ楽しい場所がたくさんある。今回のスケジュールでは行けなかったので、いつか改めて時間を作って、明石をじっくり満喫したい。








